日記

財布を失くして警察に届けたら1年後に連絡が。。。中に入ってた十円玉がえらい事に!

どうも、ashです。

今回は吉報です!
これは今年の初めに起きた事ですが、
なんと1年前に失くした財布が見つかりました!!

しかし、財布の中に入っていた十円玉はこの通り、
見たことない色になってました。。。

三重から掛かってきた電話

今は兵庫にいるのですが、
当時は三重にいて引っ越し直前に失くしてしまったので
完全に諦めていました。。

なので仕事中に三重の警察署から
電話がかかってきた時はなんだろう?
と思いましたね。記憶が薄れ始めていたので。。
しかも財布の中身はそのまま残っているとのこと!

どうやら家の近くのスーパーに落ちていたらしい。
スーパーに行って買い物して帰ったら、
財布がなくなっていたのでスーパーは徹底的に探したつもりでしたし、
逆にスーパーにあったのに1年間よく見つからなかったなぁ
変に感心してしまいました。

財布自体は結構気に入ってたものなので、
返ってきて本当に嬉しかったです。
(スーパーの人ありがとう!)
特に外傷もなく失くした当時のままだったので、
今も大切に使っています。

が、
当時のままだったのは財布だけでして
どうやら中身には変化があったようです。

そう、十円玉の異常な変色です。
1年という時間の長さを物語ってくれていますね。。
財布の時間は止まってなどいなかった、
そのことをこの十円玉がしっかり伝えてくれています。

こんなにも長い時間使わずに放置してごめん!
と言わずにはいられませんでしたね苦笑

そこで、罪滅ぼしになるかはわからないけど
汚れを綺麗さっぱり洗い落としてあげようと思い立ちました。

十円玉をすぐに綺麗にする方法

そもそも十円玉がこのようになってしまったのはなぜでしょうか?
黒どころか青く変色してしまっていますし。笑

この青い変色は緑青なんて言われ方もしていて、
大阪城の屋根なんかは有名ですね。
大阪城の屋根も実は十円玉と同じように主成分は銅で、
建設当時は赤褐色だったそうです。

それが時を経るにつれて、
銅の表面が空気中の酸素、二酸化炭素や水分と反応して
塩基性炭酸銅(CuCO3・Cu(OH)2)と呼ばれる化合物に
変化することで変色してしまったわけです。
いわゆる”錆びる”というやつです。

もちろん、表面だけが反応しているので
磨いてやれば元通りになります。
ですが、十円玉のように文字や模様があると
なかなか綺麗に磨くのは大変だと思ったし、
ただ磨くだけってのも面白くないので
化学反応で綺麗にしたいと考えました。

上で書いたように十円玉は時間が経つと
空気中の酸素や二酸化炭素、水分と反応します。
大抵の金属はこのような環境下で同じように錆びます。
こういった反応のことを酸化反応と呼びます。

え、ちょっといきなり酸化とか言われてもと
思ったかもしれませんが、実は身近なものなんです。

酸化反応は金属だけでなく、
身近な野菜や果物なんかでも見られます。
ナスとかリンゴとかって放っておくと
切り口が茶色くなっていきますよね。

あれはナスやリンゴに含まれるポリフェノールの酸化が原因です。
他にもコーヒーやワインが酸化する、
なんて風に聞いた事のある方も多いと思いますが
コーヒーもワインもポリフェノールが
多く含まれているのでポリフェノールが酸化するという事なんですね。

そんな感じで酸化反応というのは
僕らの身近なところに存在しています。

では、酸化反応の逆は何というのでしょう?
正解は還元です。
キャンペーンで還元率とかで使われたりすると思いますが、
その還元です。

還元という言葉には”根源的なものにもどす”という意味があります。
酸化が酸素と結びつくことであるのに対して、
還元は酸素を取り除くことになります。

さて、前置きが長くなりましたが
今回僕はその”還元反応”というものを用いて
十円玉を戻してみたわけです。
(こっからが本題!^o^)

結局は還元反応を起こせばいいので、
十円玉をピカピカにする方法はたくさんあるわけです。
お酢に付けたり、レモン汁につけたり、
醤油につけたり、マヨネーズにつけたり
いろいろです。
十円玉から酸素を奪ってあげましょう!

ただ、僕は手っ取り早いのが好きかつ
実験っぽいのが好きなので以下の方法でやりました。

①まず十円玉をピンセットで持ってコンロの火で炙る
②炙って赤熱した十円玉をエタノールに入れる
以上

え、そんなことしたらもっと酸化しちゃうんじゃないの?
と思った方鋭いです!
その通り、①をやっただけだとひたすら酸化に極振りです!
もう見る見るうちにまっくろくろすけ状態です

まず、炎色反応で青緑色の炎が上がります。
その後赤い光に変わってまっくろくろすけ。

その後段々と黒さを増してまっくろくろすけ状態に。。。

ですが、さらに熱し続けると
まっくろくろすけ状態を通り越して赤く光るようになります。
赤熱の銅!とかアニメのタイトルにありそう笑)
もう真っ赤っか。これは触ったらヤバイやつ。

この状態でエタノールに入れてみると、

この通り!

一気に綺麗になりました!!
通常の状態でエタノールに入れても
こんなことは起きません。

例えば、何回か聞いたことはあるけど
別に自分から好んで何度も聴かない曲でも
ライブとかカラオケとかで聴くと
意外とノリノリになってたり、
口ずさんじゃったりしませんか?

それって曲を聴いた時の温度差によるもので、
どんな状態で曲を聴くかで自分の心の反応も
変わってくるわけです。
当然曲に対する温度が高い方が
心の反応も大きいですよね。
(失恋ソングはマジで沁みる。。。笑)

言い換えると曲に対して興味関心が向いてる時とか、
エネルギー高い時の方が心が反応するという感じ。

それと同じで化学反応も
アツい状態の方が反応するんです。
熱したら空気との反応も早くなって黒くなった様に、
エタノールとも反応できる様になったんですね。

空気中で熱してる間は空気としか反応できなかったけど、
エタノールに入れたらそっちと反応したわけです。
反応するものが変わっただけですね。

こういう反応に必要なエネルギーのことを
”活性化エネルギー”とか言ったりします。
(覚える必要はないです!笑)

化学反応式とかも交えて書こうとも思っていましたが、
少し長くなってしまったので今回はこの辺で。
反応式なんて知らなくてもいいと思うのですが、
銅は酸素を取られて綺麗になった一方で
酸素を奪ったエタノールがどうなるのか気になりませんか?

ここら辺の話がわかりだすと、
普段の生活にも化学が関係していることが分かりだして
より面白い見方ができると思います。

気になる方は次回の更新をお楽しみに。

まとめ

今回は”銅を炙って消毒液にぶち込んで綺麗にした”という感じです。

・1年前の財布見つかるが、十円玉がえらい色に。。。
・酸化されてしまったので、化学反応で元に戻したい。
・十円玉の主成分は銅。
・火で炙ると青緑色の炎色反応→まっくろくろすけ→赤熱
・赤熱をエタノールに入れると還元されて綺麗に。

今回見てもらったように、黒くなってしまった十円玉は
化学反応によって本来の銅の輝きを取り戻しました。

金属が時間が経つと酸化してしまうように、
人間の心や身体も時間の経過とともに錆び付いていきます。

心や身体が錆び付くと、
人間が本来持っている輝きも失われてしまいます。

だからこそ僕は、
ふとした日常の中で自分に化学反応を起こして
還元してあげる時間を大切にしたいと思っています。

それが僕にとってはサウナであったり、料理であったり、
人と話すことだったりします。
自分の心と身体が蘇る方法は人それぞれ。
見つける過程も楽しみながら、
あなたに合った方法を見つけてみてください。

それではまた。

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