どうも、ashです。
突然ですが、人生初のヒッチハイクをしてきました。笑
(もちろんコロナなんてない5年前くらいの話ですが、、)
書こう書こうと思いつつ
なかなか書けていなかったので、
ここで人生初のヒッチハイクと
そのテクニックや学んだことを書いていきます。
「ヒッチハイクってほんとにできるの?」
「危ない目に合うんじゃないの?」
「目的地までたどり着ける気がしない」
なんて風に思う方も多いと思いますが、
(僕もそう思っていました。。)
実は誰でもできます!
これからヒッチハイクに挑戦する人や
ヒッチハイクに興味がある人に向けて
書いていきます。
とはいえ、コロナもあって当分は難しいので気分だけでも味わってください。
人生初のヒッチハイクとその動機
冒頭でもお話したとおり
僕は5年前、大学生の頃に人生初のヒッチハイクを
行いました。
きっかけは、当時同じ寮に住んでいた同級生のひとこと。
それはお盆の終わり、実家に帰省直後のことでした。
久しぶりの寮のお風呂にてお盆休みどんな風に過ごしたか、
寮生同士で話していた所、
その中の一人の友達がこう言いました。
友達氏「この前、ヒッチハイクで九州まで行ってきたわ」
俺「!!?まじか、そんな方法で旅行できるのか。
というか、ヒッチハイクってできるんか。。」
友達氏「うん、2日くらいで行けたよ。」
俺「めっちゃ面白そう。やるっきゃない!!」
こんな感じです。(俺、単純か!笑)
人間、単純なもので周りにできてる人間がいると
自分もできるんじゃね?と思うようです。
ノミも隣で高くジャンプしている奴がいると
そいつと同じくらい高く飛べるようになるのと同じですね。
ノミと同じとか自分で言ってると少し哀しくなりますが、
同じ動物なので、実際そんなもんです。笑
とはいえ、友達のひとことで
一瞬で行動に移したのには理由があります。
僕自身、お盆休みには、
原付で実家に帰る、という恒例の
プチ旅行(石川-山梨間)をしていたんですが、
岐阜に立ち寄った時、
ちょうどお祭りをしていたんですね。
お祭りの名前は郡上おどりというもので、
8月中の約1ヶ月、毎日色んな神社内で
開催されます。
そのお祭りには誰でも参加することができて、
踊り方も最初に教えてくれるので
飛び入り参加も可能です。
僕自身、そこに混ざって踊りました。
これが楽しかった!!
この経験が僕としてはかなり面白くて、
旅行先で人に混じって何かしたり、
人と関わるっていいなぁ、
と思うようになりました。
だから、
次に旅行するときは
人と関わる旅がしたかったんですね。
そうなると、
色んなお祭りに参加してみようとか
考えていたんですが、
「ヒッチハイク」と聞いた時、
その手があったか!とピンと来たんですね。
ヒッチハイクなら絶対に人に関わるし、
移動手段自体に人の関わりが必要となれば
強制力も働いて、人と関わらないという、
逃げの選択肢がなくなるので打ってつけだな、と。
僕の頭の中にはなかった発想なので、
すごくタイミングも良かったし、
僕の目的も果たせると思い、飛びつきました。
風呂上がりにすぐ、
友達を誘うためにLINEしました笑
俺「ヒッチハイク行こうぜ!」
友達B「いつ?」
俺「9月!」
友達B「オッケー!」
唐突過ぎて訳分からな過ぎて
断られると思ったんですが、
なんと即オッケー!
オッケーなん?笑
と逆に僕が驚きました。
そこから1〜2週間後、
僕はヒッチハイクの3種の神器、
全国地図、スケッチブック、ペンを準備して
友達と国道8号線に立っていました!
ヒッチハイクの全貌をここで書いていると
かなり長くなってしまうので
ここでは結果だけ書いておきます。
(詳細はまたどこかでお話しできればと。)
4日かけてなんとか九州の福岡県まで
16台の車に乗せてもらって、
たどり着きました。
2日くらいで着くと思っていたので
正直にいうと途中心が折れかけましたが、
なんとか九州まで行けました。
博多で食べたラーメンは格別でした!
(博多に着くまではラーメンは食べないと
友達と決めていました。笑)
4日もかけたので、
その中でもちろん試行錯誤がありましたし、
反省もたくさんありました。
なので次の章では
その学びをまとめています。
人生初のヒッチハイクで得た教訓
動機や経緯については前章で書かせていただいたので、
ここからはテクニックや学びについて書いていきます。
とりあえず箇条書きで書いていきます。
- 明るい笑顔で親指立てる
- 2人でやる
- 道の交渉は相手の行き先に合わせる
- 交通量の多い場所が良い
- 車が止まりやすい場所にいること
- 運転手が判断している間に通り過ぎてしまうので、二手に分かれて後ろでキャッチ
- 遠すぎる目的地を書くと、止まってくれる車の母数が減る
- 車のナンバープレートで行き先は大体判断できる
- コンビニのベンチは辛い
- 夜は休むに限る
- 高速は意外と車が捕まらない
- 時には電車を使うのも大事
- トラックは基本乗せてくれない
- 乗せてもらったら何かしら話す必要がある
❶明るい笑顔で親指立てる
人は第一印象で9割決まると言われるように
第一印象はめちゃくちゃ大事です。
ことヒッチハイクに関しては
車を運転している人に止まってもらうわけですから、
一瞬の判断はことに大事です。
ここでマイナスだったら絶対止まってもらえません。
運転手側にとってアカの他人を乗せるのは
リスクでしかないので、
少しでも警戒心を解く必要があります。
警戒心を解くためには”明るい笑顔”です。
さらに大事なことは、
1人1人の運転手の人と
目を合わせるようにすること。
人って不思議なもので
誰かが助けを求めていても
それが自分自身に助けを
求めているということがわからないと
動かない習性があります。
走っている車全部に対して
サインを出してしまうと、
「他の車にお願いしてるんだろう」とか
「他の車が止まってくれるだろう」と
思ってしまいます。
だから、
走っている1台1台の運転手の方に対して
明るい笑顔で語りかけるように
サインを出すのが大事です。
これやってると通り過ぎてからでも
止まってくれる人がいます。
❷2人でやる
これは意外と思う方もいるかもしれないですが、
結構大事なことだと思いました。
後述しますが
2人だからこそできる戦略があるっていうのと、
リスク回避のためです。
そして、後から共有できる人がいると
その分楽しいっていうのもありますね。
ヒッチハイクって
全く同じことが再現できない旅である分、
人と共有するのが難しい部分もあります。
だからこそ、共有できる人間がいると
楽しいし、思い出しやすく
記憶に残しやすいわけですね。
あとは1人で行うと
乗せてもらいやすい可能性はありますが、
何かに巻き込まれる可能性や
トラブル時に困る可能性が高くなります。
僕自身、自分のスマホの電源がなくなって
正しい現在地を把握するのに困ったんですが、
友達のスマホのおかげで
難を逃れることができました。
ケガをしたり、
途中で具合悪くなった時に
自分以外の人間がいないと大変なので
2人で行うことをお勧めします。
逆に3人以上になってしまうと
乗せてくれる車が一気に減るので
2人までがいいと思います。
というのも、軽自動車は4人乗り、
普通自動車は5人乗りが基本なので
人数が増えるだけ乗れる制限が
強くなっていきますし、
3人もいると運転手的にも
なんとなく心理的抵抗が大きくなります。
(先述のとおり、運転手の方の警戒心を
なるべく減らす必要があるわけですね。)
❸道の交渉時は相手の行き先に合わせる
見事車が止まってくれても、
意外とここからが勝負です。
行き先を間違えると逆に
交通量が少ない場所に行ってしまったり、
運転手さんのストレスになってしまいます。
交渉時に相手の行き先を聞き、
ちゃんと自分の最終の目的地と
行きたい方面を伝えましょう。
地図を見て、
どこまで乗せてもらうかを確認してから
乗せてもらいます。
この時に重要なのは、
・車の進行方向が
ちゃんと自分の行きたい方向であること、
・降ろせてもらえそうな場所が
交通量が多そうな場所であること
の2点です。
❹交通量の多い場所が良い
これは当然ですが、交通量が多いほど
乗せてくれる車が通る確率も上がります。
ですが、交通量が多い場所って
意外と特定が難しいです。
運転手の方に聞いてもわからなかったりするので
ヒッチハイクの旅に出る前に
交通量が多そうなところ(道の駅や駅名、高速のSAやPA)
などはチェックしておくといいと思います。
❺車が止まりやすい場所にいること
これも当然ですが、
車は急には止まれませんし、
車には流れがあります。
だから、
ちゃんと車が止まりやすい場所で
ヒッチハイクする必要があります。
例えば、コンビニやお店の駐車場前とか
停車スペースがある道路などです。
せっかく乗せてあげようと思っても
車を停めることができなければ
乗せてあげられません。
なので、車視点で停めやすいかどうかは重要です。
一回、通り過ぎた車がもう一回その道に戻ってきて、
止まってくれたことがありました。
❻運転手が判断している間に通り過ぎてしまうので、
二手に分かれて後ろでキャッチ
これも❺に似ているのですが、
せっかく乗せてくれようとしている車がいても
通り過ぎてしまうと停まる気持ちが薄れます。
というのも、運転手の方はサインを見て、
止まれそうな場所を見つけて停まる必要があるので
停まるまでの判断にラグが生じます。
なので、2手に別れて
50mくらい手前でサインを出す人と
後ろで車をキャッチする人で
役割を分けます。
例えば、
自分が運転していて
ちょうどコンビニを通り過ぎようとしている時に
同乗者にコンビニ寄りたい、
て言われたら難しいですよね。
人のナビしている時に
通り過ぎるか通り過ぎないかで
「ここ右折ね」とか言われたら
なかなか焦りますし、
大抵の場合間に合わずに
次の交差点まで行ってから
曲がることになりますよね。
それと同じで
運転手の方に心の余裕を持ってもらえるように
2カ所で車にサインを出すのが大事です。
誰しも焦って停まるくらいなら、
停まらずそのままスルーしたいですからね。
❼遠すぎる目的地を書くと、止まってくれる車の母数が減る
これはヒッチハイクしている人で
結構見かけますが、
遠すぎる目的地を書くと、
その分停まってくれる車は減ります。
極端な例ですが、僕らの場合だと
石川県の道路で「福岡行き」と書いても
なかなか停まってもらえません。
なぜなら石川から福岡に行く車は
ほとんどいないからです。
で、大抵の運転手の方はどう考えるか、
というと
「福岡か〜、俺は行かないなぁ」
です。
そうなると、ほとんどの運転手の方は
自分には関係ないことと判断して
停まらないという判断を下します。
だから、あえて近い目的地を書くんです。
例えば石川県からなら福井県とかです。
で、それで停まってくれた車の人に
福井経由で九州まで行きたいという旨を伝えれば
「京都くらいまで行くからそこまで乗せてくよ」
という風になります。
最悪、福井まではいけるので
少しずつでも先に進めます。
僕らの場合、
石川県から九州まで行く車なんて
まずいないので
まずは京都や兵庫くらいまで
行こうと考えていました。
その辺りまで行けば、
九州まで行く車も現れてくるはずだと
思ったからです。
そんな感じで目的地を短く設定して
行き先がマッチする車の数を
増やすことが大事です。
❽車のナンバープレートで行き先は大体判断できる
これは普段あまり見ない部分だと思いますが、
ナンバープレートには重要な情報が含まれています。
ナンバープレートに必ず書いてある情報、
それはその車の所有者が活動している地名です。
もちろん移住している人もいるので
100%書いてある地名が
当たっているわけではありませんが、
その人は何かしら関わりがあるわけです。
これは主に高速道路で
ヒッチハイクする時に
使える情報になりますが、
例えばナンバープレートに
「福岡」と書いてあれば
福岡から来ているか、
福岡に帰る可能性があるわけです。
だから、その車の運転手の方に
話しかけて交渉を行うのです。
そうすると、
「ちょうど帰るところだから乗せてくよ」
といってくれる人が見つかることがあります。
最終目的地である必要はないので、
目的地の方面の地名でもいいわけですね。
高速以外でも、
隣県のナンバーとかはいたりするので
コンビニに停まっている車の方に
話しかけることで
乗せてもらえる可能性はありますし、
この情報に注目すれば、
その場所にどのくらい他県の車がいるのかを
把握できるのでヒッチハイク場所の選定にも
役立ちます。
そんな風に簡単に得られる情報で
乗せてもらえる確率を上げることが
できるわけですね。
ここに限ったことではないですが、
車や道の様子、運転手の方を
よく観察することで
確実に情報を得ていきましょう!
❾コンビニのベンチは辛い
ヒッチハイクの道中、僕らは一度
夜中に交通量の少ない県境のコンビニに降りてしまったことがありました。
この時は県境だし、隣県に行く車が絶対通ると踏んでいたので
コンビニで晩御飯をゆっくり食べてからヒッチハイク再開するか、
と軽いノリでいました。
だがしかし、ヒッチハイクを再開しようにも車が全然止まらない。。。
そうこうするうちに世も更けていき、
これ以上は無理だと思い、仕方なく僕らは県境のコンビニの外ベンチで寝ました。
9月の夜は意外と寒く、ベンチも硬いので結構辛かったです。。。
まだベンチがあって良かったですね。
バイト帰りにお寺で寝れるようになったのも
この経験があればこそだと思います。
今ではいい思い出です。笑
➓夜は休むに限る
夜はもちろんですが、交通量が少ないです。
そのため労力に見合わない可能性が高い上に
下手すると事故に遭う危険性も高くなります。
なので、夜は早く進みたい気持ちを抑えて
休む時と決めて休みましょう。
⑪高速は意外と車が捕まらない
これは自分達としては結構意外だったんですが、
高速道路はなかなか車が捕まりません。
というのも高速道路って、
入口と出口でしか車が通るところがなくて、
よく出口で看板掲げている人がいますが
出口で止まると後続車がいた場合迷惑をかけてしまうので
結構止まりづらいんですよね。
↑これは後に車を持った時に感じました。笑
案の定、僕らもこれやっちゃってました。。
それで約1時間ほどやっても捕まらなかったので
パーキングに止まっている車にひたすら声を掛けまくりました。
それでも高速道路にいる車は家族連れの方やカップルの方が多いので
なかなか乗せてもらうことはできません。
時期が違うと結構結果も違ってくるので、
一概には言えませんが僕らの時はそうでした。
⑫時には電車を使うのも大事
これは途中で車が一気に捕まらなくなって、
ひたすら歩き続けた経験からきたものです。
この時は意地でもヒッチハイクで九州に行こうと思っていたから
駅が近くても車が乗せてくれそうな場所に出るまで
ひたすら歩いてしまいました。
それに一度電車に乗ったら、
もうヒッチハイクの旅には戻れない気がしたので
電車という選択肢は最後の最後に取っておきたかったというのもあります。
ヒッチハイクの旅ではあとどれくらい時間がかかるのか分かりません。
体力を温存する意味でも、無理だと思ったら
電車を活用して車に乗せてもらいやすそうなスポットまで行きましょう。
⑬トラックは基本乗せてくれない
これも勘違いしていましたが、
今の時代トラックは会社に人を乗せないように言われています。
僕らは高速道路では完全にトラック狙いなところがあって、
高速に止まっているトラックの運転手さんにひたすら声を掛けたので
その時に聞きました。
同乗者の命の責任は負えないので、
会社としても運転手さんとしても乗せるわけにはいかないんですね。
⑭乗せてもらったら何かしら話す必要がある
ここがヒッチハイクの醍醐味でもあるわけですが、
乗せてもらった以上運転手さんがこいつら乗せて良かった!
と思ってもらえるような雰囲気づくりをする必要があります。
そういう意味でも2人で決行したのは良かったです。
交代で話し役を作ってできたので、
その分話題もなんとかつなげました。
とはいえ最初は毎回同じような話から始まるわけですが。。
それでも、やはり自分達が生きている世界では
会えないような人達と会うことができて、
話ができてとても自分の世界が広がります。
中には、海外でヒッチハイクをした方なんかもいらっしゃって
盛り上がりましたし、ダブルデート中のカップルにも乗せてもらいました笑