どうも、ashです。
梅雨も明けたのか、最近の夜は涼しい日もあって、
夏の涼をベランダで楽しんでおります。
城崎に行ってからは家でも雲を観る機会を増やしています。
理由は雲をみてる時って、頭の中を完全に空っぽにできるし、
時間の流れ方が変わる感覚を得られると分かったからです。
なにより夏の雲って変動も激しくて、
観てて癒されるんですよね〜。
子どもの頃もよく観てたけど、
そうやって意識して雲を見るようになったのは
城崎に行ってからです。
そんな風に実はすでに体験していることだけど、
意識できていないことって
僕らの周りには結構溢れています。
何気なく日々を過ごしている中で
ずっと何かをし続けている時より、
休み休みやっている時の方が疲れた、
なんていう経験をしたことはないですか?
それには”起電力”が関係しています。
今回はそんな”起電力”についてのお話です。
これは僕の先生である、
月収600万円の起業家さんも実践していることなので
やらなきゃいけない事があるけど、
疲れて全然進まないという人や
夢や目標を持って何かに取り組んでいる人、
充実した日々を送りたいと思っている人にとっても
かなり重要な考え方になります。
僕自身も、会社から帰って疲れている中でも
自分の仕事に取り組まなきゃいけないという状況では
これを心掛けることで変な気疲れやエネルギーの消耗が減り、
とてもラクになりましたし、効率もよくなりました。
今日はその話について書いていきます。
そもそも”起電力”とは?

「”起電力”なんて物理の授業でしか聞いたことないよ」
という方は多いです。
僕自身もこの考え方を知るまでは
自分の生活には関係のない話だと思っていました。
”起電力”について調べてみると、
”電流を生じさせる原動力”と出てきます。
つまり、何かを動かす時や行動する時に
一番最初に必要になるエネルギーのことです。
蛍光灯をつける時に、
蛍光管の端が明るくなった後に真ん中が光りますが、
あれはまさに蛍光管の中に最初に電気を流している瞬間ですね。
そんな風に最初に光がつく時に必要なエネルギーが
起電力なんですね。
これは電気に限った話ではなく、
人間の活動(仕事や運動)でも同じです。
そして、どんな起電力にも共通の特徴があります。
30分くらいの外出ならエアコンはつけっぱなしの方が
電気代がかからない。
なんていう話を耳にした事があると思いますが、
起電力は運転中に消費する電力より大きいんですね。
これは運動習慣とかでも同じことが言えます。
例えば、ランニングって初日が一番辛いです。
身体が全然慣れていなくて体力の消費が激しいので、
思った以上に疲れて簡単に風邪ひいたりしますよね。
(風邪引くのは僕だけかな笑)
でも、毎日走っていたらその状態に身体が慣れていって
最初に使ったほどのエネルギーは使いません。
体力面でも精神力面でも。
つまりどんな起電力にも共通する特徴として、
何かを動かす上で起電力に一番エネルギーを使う
というものがあります。
こういった特徴があるために、
冒頭でお話した
「ずっと何かをし続けている時より、
休み休みやっている時の方が疲れた」
という経験を多くの人がしているわけですね。
ずっと何かをし続けているのは、
いわばスイッチを入れっぱなしにした状態なので
スイッチを入れ直す必要がなく、
起電力がいるのは最初の一回です。
逆に、休み休みやっているのは
何かやる度にスイッチをON/OFFしている状態なので
何度も起電力を必要とします。
その結果、エネルギーがどんどん消費されていき
余計に疲れてしまうため効率が悪くなってしまうんですね。
だからといって、
休むことなく働き続けるなんて
体力的にも精神衛生上も良くありません。
ここで大事なのは
起電力を必要とするタイミングをなるべく減らすこと、
つまり”いかにスイッチを切らないようにするか”
ということです。
次の章で詳しく解説します。
スイッチを切らず、一体感を持たせる
起電力については前の章でお話したので
ここからは具体的にどうやっていくかについて
書いていきます。
結論から言うと
「スイッチを切らず、行動に一体感を持たせる」
ということなんですが、
この言葉だけだと分からないと思うので説明していきます。
まず”スイッチを切らず”についてですが、
これは先に話した通り、
何か行動する時には起電力に一番エネルギーを使います。
なので起電力を必要とするタイミングを減らすために
スイッチを入れっぱなしにするわけですね。
そもそも切らなければ入れなおす必要もないので。
だからといって、
休みを取らずにずっと活動し続けるのは
しんどいですし、集中力がもたず効率も落ちます。
休憩は必要なので取りましょう。
しかし、休憩の捉え方を変えるんです。
「???何を言ってるんだ、コイツは??」
「休憩したら、スイッチ切れちゃうじゃん。。」
と矛盾を感じる方もいるかもしれません。
ここからが今回の話の一番大事な部分です!
僕も以前は
休憩ってスイッチを切る行為だと考えてました。
でも、それはただの思い込みです。
休憩は次の行動へのつなぎなんですね。
例えば、パソコンでも何か重いアプリを起動させたり
書類や動画をダウンロードしたりした時って
ウォンウォンいってすごい勢いで
ファンが回りますよね。
これが人間でいう活動中の状態です。
でもそれが終わると
ほとんどファンが回る音とかはしなくなります。
これが休憩中の状態と考えられて、
電源はついていて、いつでも次の活動に備えているわけですね。
エネルギーは活動中ほど消費しないけど、
いつでも次への備えがある状態です。
もう一つ例えるなら、
水泳の時の息継ぎみたいな感覚です。
休憩は休憩でも繋がった状態。
水泳中の息継ぎってさらに泳ぐためにするものですよね。
次の活動につなげるための休憩。
そんなイメージで休憩を捉えることで、
活動と休憩に一体感が出るわけです。
言い換えれば休憩に目的を与えるということ。
これは休憩に限った話ではありません。
食事にも睡眠にも応用できる話です。
例えば、受験や試合などの大事な日の前日に
カツ丼やしっかりしたものを食べるなんて話や
いつもより早く寝るなんて話、
聞いたことや実践したことのある人も多いはずです。
僕も受験生の時とかはよくやってましたが、
これは食事や睡眠に気を向けて行うことで
大事な活動に備えているわけです。
この時って食事や睡眠の時点から
勝負が始まっていると言っても過言ではないですよね。
そんな風に休憩や食事、睡眠などの前に
「この後の活動に備えよう」
と一度考えてみると、
起電力の消費がないだけでなく、
休憩、食事、睡眠自体の質も上がります。
とはいえ、
「休憩に目的意識をもてと言われても
イマイチぴんとこないなぁ」
という方もいると思います。
食事や睡眠のように明確に目的を定めにくいですからね。
ひと口に休憩と言っても
何が休憩になるのかは人それぞれだし、
気分次第な所もあります。
例えば僕の場合、
雲を見ている時間は頭の中が空っぽになるので、
癒されてリフレッシュできることもあれば、
運動が趣味なので腕立て伏せなどの
簡単な運動をしてすっきりすることもあります。
そんな感じであらかじめ
「休憩になったらこれをする」
ということを決めておくと
休憩に目的を持って入れます。
(習慣術の世界ではこういう実行計画のことを
『if-thenルール』と呼んだりします。)
その行為が終われば、
休憩終了という区切りもついて
活動に戻りやすく
起電力の消耗を抑える事ができるわけですね。
こんな風に休憩や食事、睡眠などに目的意識を持って
行うだけで、〇〇のための休憩、食事、睡眠と捉えられ、
一体感のある状態で活動できるようになります。
その結果、スイッチが切れず、
起電力にエネルギーが奪われない状態になるため、
大切な時間を充実したものにしていけるんですね。
まとめ
最後に簡単にまとめておきます。
・物事を始める際に使うエネルギー(起電力)は最もエネルギーを消費する
・いかにスイッチを切らずに起電力を必要とする機会を減らすか。
・息継ぎのように休憩する
・休憩にも目的意識を持つことで、一体感が生まれる
夢や目標に向かって何かを努力している方や
何かを諦めかけてしまっている方の一助になれば嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!