映画感想

苦手だったMGC映画から学んだこと

・MGC映画って?

こんにちは、ashhy です。

MGC映画は勝手に自分が呼んでいる名前で、
ミュージカル映画です。

ミュージカル映画は映画中に俳優がセリフを歌にのせて歌い、物語が進行していくような映画のことです。
自分は正直先入観であんまり好きではなかったんです。
だって、映画の途中でいきなり歌いだして、
踊り出すなんて違和感しかないし、
そんなんで作品に入り込める訳無いじゃんて思ってました。

そんな中、先日知り合いに勧められて
人生初のミュージカル映画、
【The greatest showman】を観ました。

観終わってからは完全に世界観に惹き込まれて、
曲が頭から離れないし、
CMでも曲が流れててその度に
歌とダンスが頭に浮かんでくるくらい、
すごく印象に残る映画でした。
(最近よく聴くビールのCMの『This is me』という曲は
この映画中で1番かっこいいシーンで流れる曲です)

ここから少しハマって、
ヒュージャックマン主演のやつ他に無いかな〜、
と探していた時に
【Les miserables】を見つけました。

この映画は【The greatest showman】に比べて、
台詞中心という感じで、
曲に乗り切らないもどかしさはありましたが、
終始、観劇しているような感覚がありました。

臨場感というのか、迫力のある映像で、
セットとかも立体的に観えました。
個人的には最後のシーンは1番の盛り上がりがあって、
好きでした。
フランス革命時の威勢の良さや活気が伝わってくるような
演出で、映画のテーマ的には結構重めではあるんですが
その演出のおかげで見終わった後には爽快感のある
作品に仕上がっていると思います。

それでまたまた他に面白いやつないかな〜と
探していたら、
【Manma mia!】という映画を見つけました。

上述した2作品は史実に基づいたフィクションで、
シリアスな場面も多かったのですが、
この作品はコメディ要素が強く、老若男女問わず楽しめる映画だと思います。
この作品に関しては、
若者が観るのと4,50代以上の親世代が観るのでは
感じるものが違ってきそうなので、
親子で観るのも面白いかもしれません。

少し下ネタ要素もありますが、
テーマとしては愛で、エネルギッシュな作品なので、
観た後は元気になれると思います。
多分聞いた事のある曲も沢山出てくるので
観ながら踊ってしまうかもしれません。
(マネーマネーマネー…♪)

・共通しているのはパッション

3作品のミュージカル映画を観て、
この種の映画の良さが分かってきた気がします。

言葉や表情などの演技だけでは伝えられない気持ちの部分を
伝える上で、歌とダンスはとても重要な役割を果たしています。
例えば、【Manma mia!】では
主人公の母親が昔の恋人に再会して、
昔の熱い気持ちを思い出すシーンがあります。
そのシーンでは、
歌とダンスを通して若い頃のエネルギーを取り戻していき、
それに呼応する様に周りの人間も一緒に歌い踊り出します。

この時の一体感や臨場感は観客の気持ちも昂らせる様な
威力があって、自分自身心が震えました。
まるで自分も一緒になって踊っている様な感覚に陥ります。
すると観ているだけなのに、
とても楽しい気持ちになれるという。

この感動を言葉や表情だけで作り出すというのは、
多分かなり難しくて、作者と共通の感覚を持っている人
に限定されてしまうのではないかと思います。

一方、ミュージカル映画は
映画の中でその共通感覚を作ってしまうということで、
観客丸ごと飲み込んで、劇中の人々への共感力を
爆上げしているわけです。

通常、映画は共感できるかできないかはその人の経験や価値観に左右されると思います。
だから、映画側が観客に合わせる感じになります。
でもミュージカル映画は逆で、
観客を映画側に引き寄せる様な感じ、
共感部分を作ることで観客を引っ張り込んでしまう。
すごくパワフル、だからこそ強烈に鮮烈に印象づけられる。

それゆえ、観客もその世界観に入りやすく、
終わった後でもその世界観を楽しめるという、
魔法をかけられた様な状態になります。

つまり、
ミュージカル映画が強烈に人を惹き込むのは、
歌とダンスでパッションを伝え、
観る人を作品の世界に引っ張り込んでしまうからです。

結構、感動できるのでまだ観たことなければ、
観てみてください。
個人的には【The greatest showman】が
ストーリーも面白くて完成度高いので、おすすめです。

それぞれの映画についての感想は
また別の機会に書きたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

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